【第2回】リピート率No.1!ヌーディジーンズはなぜ愛されるのか?
毎日毎日、体温と同じぐらい高い気温が続いて本当に嫌になりますが、 そんな時にでも、洋服屋の店員さんは基本的にショートパンツやハーフパンツをはいて店頭に立つことはできません。じめじめとした暑さの中、出勤前にジーンズをはく瞬間、なんとも言えない不快感でストレスがMAXになることは日常茶飯事です。 しかし、不思議とヌーディージーンズをはくときには不快な気分になることがほとんどありません。
普通のジーンズとの違い
しかし、不思議とヌーディージーンズをはくときには不快な気分になることがほとんどありません。今回は、普通のジーンズとヌーディージーンズの違いと特長をわたくしの実体験をもとに書いていきたいと思います。
ヌーディージーンズを初めて購入したのは、5年ほど前になります。初めは「なんでこんなに高いんやろ?」というのが正直な感想でした。第1回目でも書きましたが、見た目はほとんど他のジーンズと変わりません。シルエットは確かにきれいですが、他のメーカーに近しいものがないかと言えば当時でも似たようなものはたくさんありました。
時間がたてば分かるヌーディージーンズの良さ
わたくしの最初の1本はGRIMTIM(グリムティム)というモデルの生デニムでした。わたくしはももが太いので、ももに若干の余裕があり、裾先が細くなっているこの形が当時のわたくしにピッタリはまりました。
濃紺の生デニムはロールアップをすればカジュアルのどんなスタイルにもマッチしますし、ロールアップをしなければ、ジャケットなどと相性もバッチリでした。またはくときのストレスはほとんど感じなかったため、ヘビーローテーションで毎日のようにはいていた記憶があります。
デニムの宿命。破れるか、色落ちか。
そんなわたくしが同じジーンズをはき続けると、いつも必ずぶち当たってしまうジーンズの壁があります。その壁にぶち当たってしまったときには、そのジーンズとは残念ながらサヨナラすることになります。
自分では気づかなかったのですが、人に指摘されて初めてわかったのが、どうやらわたくしは独特の歩き方をしているらしいのです。その生まれつきの歩き方のせいで、人よりも確実に早くジーンズに穴があいてしまうのです。ひざの部分の色がまずは白くなり、徐々に生地がうすくなり、そして例外なく穴をあけてしまいます。それが嫌で生地の分厚い国産の、いわゆるレプリカジーンズもはいてみました。穴が開くことはなかったのですが、とにかくひざの部分だけがわざとらしいぐらい白くなっていきました。
よく雑誌で、【育てればこうなる!激カッコいい色落ち、究極のジーンズ特集!】みたいな記事がありますが、そんなかっこいい色落ちどうやったらなるん?…と記事を見ていつも思っていました。
グリムティムをはきだしてから半年が経過しようとしていたある日…、「僕、ほんま、すぐひざに穴あけちゃうんですよねぇ」とお客様と会話していたときに、『そう言えばこのグリムティムもそろそろひざがぬけて白くなりだすころだなぁー』とはいていたジーンズにふと目をやると、……ってまだ大丈夫やん!という瞬間が、とうとつにおとずれました。気がついたら毎日のようにはいていた、まさしく素肌のようなそのジーンズはひざが白くなることもなく、いつか雑誌で見たようなカッコいい色落ち具合に徐々に近づこうとしている最中でした。
結局、最後の最後はおしりがさけてしまったので、はける状態ではなくなってしまいましたが、間違いなく今まではいたどのジーンズよりも長持ちしたことは事実です!
さて、ヌーディジーンズの魅力についてはまだまだ続きがございます。それは次回ということで。担当は中河紀彦でした。